中国釣り情報局   過去の重要ニュース

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青海省は、黄河・長江・メコン川の源流が集まっている。ほとんどが海抜3000m以上の高地。山は6000m以上がごろごろ。


最近の情報は見ていませんが、戦前の今西錦司氏らの大興安嶺探検の報告書などにアムール水系のウスリー川や松花江、それと豆満江のイワナ類の報告があったような気がします。アムール水系にはオショロコマ系とアメマス系の両方が生息するが、豆満江や沿海州の川にはオショロコマしかいないとの報告を読んだ記憶があります。豆満江には数年前にもTVの取材班が入りましたが、オショロコマがごく僅かに生き残っているだけだったそうです。 なお、渤海・東シナ海沿岸の河川に生息するサケ科魚類は台湾のサラマオマス(サクラマス系)と長江のイトウだけで、イワナ属魚類は中国でも朝鮮半島でも日本海沿岸の川からしか報告がありません。(記憶を頼りに書きましたので、間違いあるかもしれません。)との事です。東京水産大学 丸山 隆先生よりいただきました。2003/06/06


九寨溝の渓流に岩魚が群れている  ←次郎さんの中国旅行記
九寨溝の湖は女神が天上の世界から落とした鏡が108つに砕け散って出来たと伝えられる。川の小魚(岩魚)が群れている。2003/06/11


特別コメント もし、青海高原や九賽溝でイワナ類がみつかれば、それは大発見
九賽溝など四川省奥地に関する情報は全く持っていません。自然公園に指定されているようですから、探せば生物相に関する報告書くらいはみつかるかもしれませんね。中国国内で探すよりもユネスコあたりで探す方が入手しやすいかもしれません。
日本では九州の内陸部で200万年くらい前の地層から現在のアマゴとほぼ同じ形質を持つサケ科魚類の化石が見つかっています。アマゴの属するサケ属魚類はサケ科魚類の中では比較的新しく進化したグループと言われていますから、それよりも旧い形質を残すイトウ属やイワナ属はもっと前から現れていたはずです。もし、ヨーロッパのイトウ類やグレーリング類とアジアのそれらの分布域がヒマラヤ造山運動によって東西に分断されたとすれば、それは4000万年前のことになり、かなり古くからこれらの属が成立していたことを示唆します。しかし、黒海・カスピ海・東欧方面からイワナ属の報告がないことから考えると、イワナ属の成立はヒマラヤ造山運動よりも後のことではないかと思います。つまり、もし青海高原にイワナ属が生息していたとしても、それをヒマラヤ造山運動と結びつけることは難しく、造山運動よりも後で侵入した可能性が高いと思います。もし、青海高原や九賽溝でイワナ類がみつかれば、それは大発見だと思います。それが過去の氷河期に東シナ海方面から侵入したものであるとすれば、系統的にはオショロコマではなく南日本のイワナ(アメマス)に近い物だろうというのは私の勝手な想像です。北米西岸のごく限られた水域にブルチャーというイワナ類が生息していますが、私はこのブルチャーのご先祖が太平洋を渡って東アジアに分布を広げてイワナ(アメマス)のご先祖となり、その後でオショロコマが新たに分化して両者の間を分断したためにイワナとブルチャーは互いに孤立してしまったのではないかと想像しているからです。 九賽溝の魚がブルチャーとイワナの共通の祖先であったり、イワナの祖先であったりすれば楽しいのですが、その可能性は何とも言えません。ヒマラヤの周囲にはニゴイに似た底生のコイ科魚類やアユモドキに似たドジョウ類が数多く生息していますから、実際に捕まえてみないと何とも言えないのです。もっとも、イトウ類やイワナ類のように体部に白っぽい斑点を数多く持つコイ科魚類は見たことがありませんので、もし観察された魚に白っぽい斑点があったのなら、イトウ属かイワナ属の可能性はあります。何とも頼りない返事で申し訳ありませんが、現状ではこの程度のことしかお答えできません。
 記コメント 東京水産大学 丸山 隆先生よりもらいました2003/6/19
長野県のトップフライマンからの情報
湖南省、湖北省を中心に十数回に渡り鱒類を探して長江支流を探索致しましたが見つける事は出来ませんでした。とのこと。彼はフライ一本で中国で大鯰とか色々チャレンジしているすごい人です。残念ながら、まだ渓流魚を彼も一匹も釣っていませが、そのうち屹度釣ると思っています。2003/06/26


四川省青海省に住むイトウの詳しいDate見つかる。
学名Hucho bleekeri Kimura 中国名 四川哲夢鮭 別名 虎嘉魚,虎魚,猫魚 岷江上流・大渡河中流・秦嶺の南の麓の漢江上流に分布し、青海省の境界内に達する。中国2級保護動物2003/07/15up

新疆ウイグル自治区に住むイトウ(タイメン)・細鱗鮭  またまたタイメンいました
アルタイ山脈の南側に国家自然保護区内に、ウルングル湖とウルングル川がある。湖川には冷水系の淡水魚が生息している。哲羅鮭・細鱗鮭・江雪魚等の北洋水系魚類
2003/07/28up


メコン川源流にイトウ本当にいました。
中国科学院西北高原生物研究所がデータ持っています。

青海省に生息する魚類表   
青海省発展計画委員会・国科学院西北高原生物研究所 提供データ

名前 分布水系
鮭形目 鮭科 長江イトウ 長江水系
メコンイトウ メコン水系
虹鱒 青海湖水系、ダム、湖、池

メコンイトウの実物は、青藏高原生物標本館の研究者 呉玉虎研究員が確認して記載

2003/08/03up多分新種のイトウの可能性大


青蔵高原 亜東鮭
チベットにブラウントラウトが生息していました
 2003/08/13up


Ichthy様より下記の推薦文もらいました。
とにかく中国の現地のレアな情報が日本語で読めます。非常に貴重なサイトです。四川省や青海省など現在知られているイワナの分布域を塗り替えるようなお話や、四川省の長江と陝西省を通って重慶で長江に流れ込む嘉陵江にすむらしい「ヨウスコウイトウ」の話。そして、なんと中国の奥地、青海省のメコン川上流域である瀾滄(ランツァン)江水系の源流には、イトウがすんでいるらしいという未確認情報があるそうです2003/08/19up


メコンイトウ・長江イトウ・虹鱒・イワナの青藏高原生物標本館データ  電話して聞きました。 
1.メコンイトウの標本無し(メコン川にはイトウ生息するが、メコン川は余りにも遠くて、運ぶ事が出来ないとのこと)
2.長江イトウの標本有り。
3.
残念ながら、青海湖水系に住む虹鱒は放流物で、自然繁殖は確認されていないとのこと
4.イワナも養殖物は有るが、天然物は同じく確認されていない。
上記のデータは、青藏高原生物標本館の研究者 呉玉虎、陳?澄様より教えてもらいました青藏高原生物標本館の住所電話は右記の通り。青海省西寧市西関大街59号(810001)0971-6143856
 2003/08/21up


青海省のトラウトの謎に、魚博士Ickthyさんと冷水魚飼育者malmaさんが挑む2004/03/28up